Google Tag Managerでページの下部まで閲覧したページビュー数を計測する
Google Tag Managerで「要素の表示」トリガーを使用して、ページの下部まで閲覧されたページビュー数を、イベントの数によって計測する方法です。
無料で使用できるヒートマップツールなども存在しますが、Google Analytics上でコンテンツを最後まで閲覧されている確立の集計を取りたい場合に有効な方法です。
①トリガーの設定

画面左のナビゲーションから「トリガー」を選択してトリガーの管理画面へ移動し、その中の「新規」ボタンをクリックしてください。

トリガータイプの選択から「要素の表示」を選択してください。
トリガー設定画面では、例としてページの一番下にある要素に使われることが多い、「footer」タグが表示された時にタグが配信されるようにする設定方法をスクリーンショットで説明します。

- 選択方法は「CSSセレクタ」を選択
- 要素セレクタは「footer」を入力
※クラス名で指定する場合は「.footer」などと入力します - このトリガーを起動するタイミングは「1ページにつき1度」を選択
- 視認の最小割合はフッターの大きさにより適宜値を調整する必要性があります。
このブログのフッターは小さい方なので「50」としていますが、もっと大きい場合は「20」など少ない値の方が正確性がます場合があります - このトリガーの発生場所は「すべての表示イベント」を選択
上記の設定でページのフッターが、フッター自身の50%が表示された時にタグが配信されるトリガー設定ができます。
ページのメインコンテンツからフッターまでの間に、色々サブコンテンツがあって遠い場合は、計測用に特定のクラスを記載したHTMLを設置して、要素の表示トリガーに設定することもできます。
例として、「<div class=”ga-content-end”> </div>」このタグを設置し、この部分が表示されたらタグを配信する設定にする場合は、「要素セレクタ」の入力欄に「.ga-content-end」と入力してください。
ほかの設定値は同じでも大丈夫だと思います。
※要素自体に高さがないと反応しないので注意してください。例のタグでは高さを作るために半角スペースを入れています。
このトリガーに対してカスタムイベントを設定すれば、Google Analyticsで計測をすることができます。
カスタムイベントの設定はこちらの記事を参考ください。
②探索ツールでのレポート作成例

Google Analyticsの探索ツールでのレポート作成例を記載します。
このレポートでは、ページごとのイベント発生数を表示させ、イベント数をページ最下部まで閲覧されたページビュー数としてみなすレポートとなっています。
このレポートと、人気のページビュー数のデータを比較して、順位が違うページがある場合は何か気づきを得られる可能性があると思います。

- 手法を「自由形式」に設定
- ビジュアライゼーションを「テーブル」を選択
- ディメンジョンに「ページパス+クエリ文字列」と「イベント名」を設定
- 指標に「イベント数」を設定
- ページ下部まで表示した時に発生するイベント名を「最下部到達」と設定していた場合、
フィルタに条件を「次と完全一致」を選択し、入力欄に「最下部到達」設定します。
上記の設定で「最下部到達」のイベントが発生したページで絞り込んだレポートが作成できます。
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